《社会福祉法人湖成会》2023湖成会こやまケア発表会

6月28日(水)、『2023 湖成会こやまケア発表会』を開催致しました。

今回は3年振りの対面開催となり、神奈川小田原市と静岡県富士市の2会場を

zoomで繋いだ形での開催となりました。

 

また、WEB配信を行ったため、当日現地に行けない職員の方々や、他法人の方々など

多くの方に湖成会の取り組みを知って頂く場にもなりました。

 

全12事例、様々な分野での取り組みになります。

今年度印象に残ったのは、新規の施設でのチームケアへの取り組みでしょうか。

 

職種も経歴も想いもバラバラの方たちが集まり、1つの共通した目標を目指せるようになるまでには、

何度も何度も話し合い、お互いの想いを共有する必要があります。

そんな中で、目の前のお客様を大切にしたいという同じ想いをきちんと確認し、全員が納得いくように模索する。

発表の中では、そんな葛藤や挑戦、1つの成功事例そして全員がチームとして進むことが出来るようになるまでの軌跡がまとめられていました。

また、社会福祉法人としての使命である「地域貢献」も大きなテーマでした。

コロナ禍で分断されたものの中には、地域の人々との繋がりもありました。

活動自粛の通達が出ていたため、湖成会だけでなくこれまで関わっていた地域の医療や福祉に関わる機関がすべて活動できなくなっていました。

改めて地域と向き合う中で見えてきた課題。今後の目指すべき方向性。

再び地域と共に1歩踏み出した報告でした。

その他にもコロナ禍ならでは、感染症隔離ユニットが発生した施設での情報共有に関してや、

湖成会でも新規施設を中心に導入を進めているICTの活用についての発表もありました。

手書きの記録からデジタルへ。

また、プライバシーや生活リズムを護るICTを活用した見守りについて。

新しい機器を導入するにあたり、特徴をとらえて効果的に使えるようになるまでの道のりは容易くありません。

活かしきれていない現状も含めて共有していくことは、非常に重要なことです。

全ての事例が客観的に分析され、他の施設でも活かしていけることがあったと思います。

失敗を学び、良い事例は水平展開させる。

湖成会のケアをもっと良いものにしていくために、この発表会で学んだことをしっかりと形にしていきたいと思います。

2023年6月29日(木)

社会福祉法人湖成会

採用担当 渡瀨祥子