【社会福祉法人湖成会】新入職員フォローアップ研修◆第2回◆

9月26日(火)、新入職員フォローアップ研修 第2回が開催されました。

(新入職員フォローアップ研修 第1回の様子はこちら)

早いもので4月の入職式から半年が経過し、徐々に一人で出来る仕事も増えてきました。

残りの半年間、自分自身の課題はどこか。振り返りと下期に向けた目標の再確認を致しました。

①上期を振り返り、互いの頑張りを評価

まずはモチベーショングラフを用いて、4月の入職時点からの自分自身の仕事に対する気持ちの変化を振り返りました。

入職時点では期待と不安の入り混じった状況から、覚える業務の多さに圧倒される日々…。

徐々に配属先や業務に慣れた頃に起こしたインシデントやアクシデント。

迷いや葛藤、実際に自分は本当に介護の仕事に向いているのだろうか?という不安で、少し立ち止まってしまうこともあったようです。

それでもプリセプターや同じユニットの先輩職員に支えられ、どうしても頭から離れない気になるお客様の存在が出来てきたことで、徐々に「頑張ろう!」という気持ちが高まってきている。

それぞれの言葉で、今の心境を語って頂きました。

②働き始めてから職場・家庭内での事故の変化を抽出

マズローの5段階表を用いて自己分析を行いました。

(マズローの欲求5段階説とは、人間の欲求を5つの段階に分類し、階層的に説明する心理学理論です。アメリカの心理学者であるアブラハム・マズローによって考案されました。)

自分自身の「欲求度」を確認することで、自分自身の変化の分析を行いました。

交代勤務を行う中で、体調管理や通勤の不安、お客様や先輩職員から信頼されたいという欲求。

自分の仕事への迷いや自信のなさ、目標や理想に近づけないもどかしさといったものが出てきました。

 不安や疑問、悩みを同期間で共有したことで、不安を抱えているのは自分一人ではなかったことが明らかになりました。

そして自己分析を深めることで、現在の自分が抱える課題が見えてきました。

③職場に求められるチームワーク

私たちが携わる福祉の仕事は、一人ではできない仕事。チームで行う仕事です。

自分自身がチームの一員であるという自覚を持つことで、改めて責任感が強くなります。

自分のチームを知ること。自慢できるチームであること。

チームの中で活躍できる自分であるために、目標設定を明確にすることで業務に対する向き合い方が変わってきます。

自分自身を律し、きちんとセルフコントロールを行うことで、チームの一員として胸を張って仕事が出来る自分になる。

新人だからこそ、成長出来る伸びしろがたくさんあります。

チームをより良くしていくための鍵は、新入職員の皆さんにあるのです。

「気になるお客様はいますか?」

問いかけに対し、全員が気になるお客様を思い浮かべることが出来ました。

それは「一番心配なお客様」であり、「一番笑顔が見たいお客様」です。

お客様との関わりに100%の正解はありません。

その方の事をどれだけ考えて、お客様にとってどれだけ関わっていくことが出来るか。

良い感情を引きだすケアが出来るか。

目標は自分自身で見つけていくものです。

誰かが与えてくれるものではありません。

「終の棲家に来てくださったこの方を、たった一人にさせない」

その使命を全うするために、お客様と本気で向き合って頂ければと思います。

次回のフォローアップ研修はいよいよ入職から1年の集大成を見せて頂く場になります。

今回学んだことを次からのケアに活かし、改めて自覚した目標に向かって頑張って頂ければと思います。

2023年9月27日(水)

社会福祉法人湖成会

Tsunagu 渡瀨祥子