熱海土砂災害支援レポート【ヘルスケア・デザイン・ネットワーク】

2021年7月5日、NPOヘルスケア・デザイン・ネットワークより熱海伊豆海の郷まで支援物品を届けてきました。午前に都内で支援品を購入、出発し、紙皿、紙のお椀、紙コップ、割箸などを直接お届けしました。

施設から見える被害場所の様子

土石流災害の発生した場所は直接距離だと数百メートルですが、尾根が挟まれている地形のため直接的に被害状況を確認することはできません。

ただし、空中には報道のヘリコプターが数機旋回し、いつもは穏やかな初島の眺めのなかに海上保安庁の巡視船の停泊風景が入り込むなど、やはりいつもとは明らかに違うことは到着後すぐに理解できました。また眼下には自衛隊車両、消防車両の駐車。また救助隊員、消防団の方が活動。さらに視線を海側に移すと逢初橋付近の海水の色も茶褐色に変色したままであり、土石流が海にまで流れ込んだ影響が2日経過した時点でも残っており、被害の大きさを伺い知ることができます。被害そのものは今回の土石流の発生した高台から河口まで、幅もおそらくは数十メートルと狭い範囲であり、土石流、河川の被害が狭域でピンポイントであるかが如実となっています。

伊豆海の郷から河口付近を望む
伊豆熱海の郷から被害エリア近くを望む

7月5日、午後に確認された施設の状況

施設内の電気は通電状態。

断水状態は継続。再開時期は未定。

熱海市の給水車両が貯水槽への給水を比較的高頻度で実施しており、無制限とはいわないが比較的水資源は利用可能な状況となっています。

温泉給湯は通水可能。温泉水はトイレ洗浄水など雑排水として利用。飲水としては不適。

建物、敷地周辺を目視した範囲では、傾斜地、土木擁壁等にクラック等は散見されませんでした。

支援品については支援車両が到着した後、速やかに台車で玄関ホールに一時保管され、多くの支援品は速やかにユニットに届けられています。

支援品を受け入れる施設職員は手慣れた手つきで台車から段ボール箱を運び込んでいます。

直接的に災害に罹災していなくてもライフラインの一部が途絶し、職員の通勤経路の一部が遮断されるということであり、日本ではどこにでも起こりうる災害です。このときにいち早く支援の手を差し伸べていきたいと強く感じることができました。

伊豆海の郷 1階玄関ホール

被害に遭われた方、またお亡くなりになった方に哀悼の意を表するとともに、まだ行方の分からない方のいち早い救出を祈りつつ、熱海伊豆海の郷の1日も早い業務の復旧に向けて支援していきたいと思います。

(ヘルスケア・デザイン・ネットワーク 香山)