こやまケア研究発表会を開催しました
本日、百葉の会にて
こやまケア研究発表会が開催されました
私たち百葉の会では、
『自らが受けたいと思う医療と福祉の創造』の理念の基、
お客様やご家族様に満足いただけるようなサービスの提供を追い求め、
・集団的な処遇の廃止、
・限りなくお一人おひとりに寄り添うケア、
・お客様の生きる力を引き出し、活き活きと暮らしていただけるケア
『こやまケア』を目指しています。
今日は、日ごろの勤務の中で
気づき、考え、行動したことを研究発表として発表しあいました。
発表の中の一部をご紹介します
介護老人保健施設 星のしずく
新型コロナウイルス感染症
クラスター発生時の行動制限によるADLへの影響
お部屋から出ないように行動が制限される
お風呂の回数が減る、など
感染対策がお客様に与えた影響から、
お部屋を入れ替え、ゾーニング対応することで
少しでも自由に動ける場所を増やしたりと
職員の工夫が随所に見られた発表でした。
小規模多機能ホーム 花ごろも
事故レベル低減のための取り組み
~同じインシデントを減らしたい~
花ごろもからは、
介護の現場で起こる「事故」
今回はその中でも、「お客様の忘れ物」に特化して
それを無くすための研究でした。
「うっかり」「共有不足」
を無くすために、業務マニュアルの見直しや
皆が気づける、忘れないための工夫が随所に。
職員による勉強会の様子も紹介されました。
デイサービスセンター アルクそてつ
夢プロを通じて変化があった一症例
~本当にやってみたい趣味活動~
アルクそてつでは、1人のご利用者様に着目し
「夢プロ」という「やってみたい趣味活動」を引き出し
手芸、畑作業、押し花、手芸、工作など、いくつかのカテゴリーの中から
一緒に取り組む、活動の幅を広げる研究です。
施設の利用時間の延長
介護の度合いは要介護3から、要支援1に
さらに、娘さんの家で生活していましたが
自宅に帰ることができました
三田いきいきプラザ
地域課題解決に向けた挑戦
~人の繋がりが心身の健康に及ぼす影響~
コロナ禍により、人や社会との接触が少なくなると
フレイル、つまり介護が必要な身体になりやすくなってしまいます
コロナ禍でも、社会的孤立を少なくしよう!
とそれぞれの部署で様々な取り組みが行われました。
・講師とWEBで打ち合わせができる
⇒以前よりも講座のレパートリーUP!
・自主活動 料理グル-プを立ち上げ
⇒「奥さん不在でも自炊できるようになった」
「ほかの人との会話が増えた」
・施設になかなか来れない地域に着目し出前講座を開催!
⇒参加者との会話、交流、さらにトレーニング
などの面に対してもプラスの効果が得られました。
それぞれの地域が抱える問題に着目し
3つの職種それぞれの利点を生かした取り組みをしてきました
今日発表のあった8演題の中から、5演題が選ばれ
9月に行われる、全国発表へ進みます。
最優秀賞には、
三田いきいきプラザが選出されました。
これからもよりよいケアを提供できるように
常に、気づき、考え、行動することを大切にしながら、
私たちの取り組みを一人でも多くの人に知ってもらえるように
このような発信の場も大切にしていきたいとおもいます。
2023年6月29日
医療法人財団百葉の会
法人管理部 佐野